仕事の成果を図るKPIの導入

業種や職種によって普段使われる単語は異なりますが、KPIという言葉を聞いたことはあるでしょうか。この言葉は主に外資系企業で使用され、社内そして社外でも使われる言葉の一つとして定着しています。
このKPIが表す意味とは、各社員が年間を通して数字で計れる目標を立て、その目標や指標のことです。例えば、営業スタッフの場合、1日に10件の電話をかけてアポイントをとるというのは一つのKPIとなります。
そして、人事の採用担当者の場合、1日に3名と面接をするというのもKPIとなるのです。このように、日々の業務をより見える化したのがKPIといえます。
ただ営業しなさい、面接しなさいといっても具体性がありません。何をもって達成されたのか本人も分かりにくく、上司も評価しにくい特徴があります。仕事の成果を数字で判断すると、誰が見ても同じ評価となり、達成できたのかできなかったのかという判断が可能です。
もし、このKPIを達成できなかったのであれば、次はどのようにすればこのKPIの達成が可能か、具体的なプランを立てることができるでしょう。もし達成できたのであれば、次の年はもう少し数字を難しくすると、より高い目標を目指せます。
評価が明確な外資系企業と比べ、日本企業はまだまだ数字で明確な目標値が設定されないケースも少なくありません。このKPIの導入によってより明確な評価が可能となり、社員一人ひとりが明確な目標へと向かって仕事に取り組める効果も期待できるのです。